機器分析施設 | Mie University |
●●● 主な共同利用機器 ●●● |
フーリエ変換核磁気共鳴分析装置 | |
日本電子(株) EX-270型 FT-NMR
化学構造の決定に利用される汎用分析法である。プローブは1Hと13Cが使用できる。有機化学、高分子化学によく用いられており、三重大学において年間一万件を越える測定が行われている。 |
X線回折測定装置 | |
(株)リガク ロータフレックスRU-200型
主に結晶構造の解析に用いる。格子定数、非晶と結晶の比率、晶系の決定ができる。無機鉱物、ニューセラミックス、超伝導物質、半導体、結晶性高分子の研究には欠くことのできない装置である。 |
キャピラリー電気泳動測定装置 | |
大塚電子(株) CPI-100型
キャピラーの両端に高電圧をかけ、試料を電気泳動度の差により分離する。無機イオン、有機イオンを問わず広範なイオン物質を超微量、高分解能で分離することができる。最近では医薬品食品添加物からタンパク質、ペプチド、核酸などの分析技術に展開されつつある。 |
フーリエ変換赤外分光光度計 | |
日本分光(株) FT/IR 550型
従来の分散型赤外分光装置と異なり、干渉計を使用して干渉曲線(インターフェログラム)を測定し、これをフーリエ変換して赤外スペクトルを得る装置である。これにより大幅な測定時間の短縮、高分解能、高感度の分析が可能になっている。 |
熱分析システム | |
Sll(株) EXSTAR6000型
通常のTG/DTAに加えて、2台のDSCからなる測定装置を一台のコンピュータで制御するシステム構成になっている。TG/DTAは天秤ビームが水平作動型で外部の振動等に強い特性を持っている。DSCの一方は超高感度型で0.2μWの測定感度で精度の高い測定が可能である。 |
総合振動分光分析システム | |
バイオラッド社 FTS-6000
フーリエ変換赤外スペクトル(赤色吸収)およびレーザーラマンスペクトル(ラマン散乱光)の両振動スペクトルが高感度、高精細で測定できる装置。付属の顕微鏡によって物質の微視的な評価が可能である。 |
二重収束質量分析計 | |
日本電子(株) JMS-700D
オートサンプラー付きガスクロマトグラフと直接導入装置を備えた高分解能質量分析装置(EIのみ)である。コンピュータ制御されており、スリットや温度の調節等は全てキーボードからの入力で行う。非常に高感度であり、900程度の化合物まで質量測定が可能である。 |
プラズマ発光分析装置 | |
(株)島津製作所 ICPS-7500
金属元素(一部の非金属含む)濃度を同時に多種類の元素について測定する装置である。試料は水溶液であることを必要とし、固体の試料は酸化分解するなどしてあらかじめ溶液化しておく。測定できる濃度範囲は他の分析法(たとえば原子吸光法)と比較して広く概ね二桁の巾がある。 |
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